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ベンチャーキャピタルのフェムトパートナーズ、第3号ファンドを設立

ベンチャーキャピタル事業を行うフェムトパートナーズ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:磯崎哲也・曽我悠平、以下フェムト)は、2020年2月に、新ファンド(ファンド名称:フェムトグロース・スリー投資事業有限責任組合)を設立し一次募集を完了したことをご報告します。同ファンドは、すでに50億円以上のコミットを獲得し、合計100億円以上となる最終募集に向けて、順調に募集を進めております。

今回の一次募集出資者は、株式会社新生銀行(東京都中央区、代表取締役社長:工藤 英之)、株式会社インターリンク(東京都豊島区、代表取締役:横山 正)、その他国内大手金融機関です。

フェムトは、2012年にシード投資のフェムト・スタートアップLLP(当時0.5億円)に始まり、2013年に第 1 号ファンド(16億円)、2017年に第 2 号ファンド(40億円)を設立しており、今回のファンドが第 3 号となります。
フェムトは、メガベンチャーを目指すシードからアーリーのスタートアップへの投資を実施してきました。原則的に、投資先を東京都心部に本社機能がある企業に限定して、起業家や経営陣と密にコミュニケーションすることを重視し、戦略や経営計画、資本政策やファイナンス・スキーム構築のハンズオンを提供しており、ファンドの投資先10社の累計調達額は240億円、従業員数合計は約800人を超えて、全社順調に成長を続けております。

日本はこの10年で、スタートアップに投資される金額が数千万円程度だった時代から、100億円規模の資金調達も珍しくない時代に変わりました。まだ日本社会全体にスタートアップ志向が浸透するところまでは行っていませんが、スタートアップで働こうとする人の質や量も格段に上昇し、優秀な人ほどスタートアップに着目し始めています。日本にも、世界で活躍する人や、世界的な技術を持つ人はたくさんいます。

こうした時代の変化に即して、今までは「とても日本のスタートアップではできない」と思われていたような壮大なビジョンを実現しようとするスタートアップに対して、ファイナンスの強みに加えて、マーケ・広報・人事等の多様な側⾯から応援していきたいと考えております。

【投資方針・支援体制について】
今回の新たなファンド設立により、これまでの方針と実績、構築したファイナンス・スキームや獲得した知見をベースに、スタートアップに対して、より大型の資金上のサポートをすることが可能になります。

投資社数:今後3年間で合計10社程度に対して、成長に資するハンズオンを提供する方針です。
対象企業:メガベンチャーを目指すITを用いたスタートアップ
ステージ:シード〜アーリーから入ることを基本にします。フェムトには、大胆な資本構成の変更、上場企業などからのMBO、スピンオフなどのスキーム構築にも多数の実績があり、今後もそうしたケースも対象となります。
投資金額:1社1ラウンド1億円以上を投資します。ファンドサイズが100億円となった場合、1社あたり最⼤20億円程度の投資を想定しています。
地  域 :経営陣と密にコミュニケーションを取るため、東京都心部に本社機能がある企業への投資を原則としています。

 

【本ファンドの概要】
名称:フェムトグロース・スリー投資事業有限責任組合
設立時期:2020年2月
ファンド規模:100億円以上(予定)
存続期間:10年間
無限責任組合員:フェムトグロース・スリー合同会社
代表パートナー:磯崎哲也、曽我悠平
フェムトは2013年設立の1号ファンドにおいて、日本で初めて有限責任事業組合(LLP)を無限責任組合員にするストラクチャーを採用し、シリコンバレーをはじめとする世界のVCファンドと同様となる、効果的なインセンティブと適切なリスク遮断を両立させるしくみを確⽴しました。今回のファンドでは、合同会社(GK)を無限責任組合員とすることで、LLPを用いた従来の⻑所はそのままに、登記や届出上の課題を解決して、よりシンプルなストラクチャーとしております。

 

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